Microsoftがアプリケーションの互換性にかける意気込みを知っていますか？
今から3年以上前の記事になりますが@ITの、この記事は、絶対に読んで損は無いです。
Windowsのアプリケーション互換に関して
日本語でここまで、詳しく解説されている物を私は、他に知りません。
［基礎解説］Windowsの互換性テクノロジの仕組み（前編）
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/wcompat01/wcompat01_01.html
［基礎解説］Windowsの互換性テクノロジの仕組み（後編）
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/wcompat02/wcompat02_01.html
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/wcompat02/wcompat02_01.html
Windows XP から Windows 7/8へのアプリケーション移行に関して
まずは、無償で利用できる、Application Compatibility Toolkit(ACT)の知識の有無は、決定的な違いになると思います。
知っているだけで、多くのアプリケーションを Windows 7/8で実行できます。
しかも、基本的には、無料で利用できるのもポイントです。
仮にアプリケーションを改修する場合や
アプリ仮想化を利用する場合にも
この Windows に標準で備わっている、アプリケーションの互換エンジンの動作を
知ることで、より効率的に移行ができます。
私も、多くのアプリケーションを Windows XP から移行していますが、
アプリケーションの仮想化だけでは無く、更にACTを利用して
移行を行う場合があります。
それぞれの役割は微妙に異なるので、「いいとこ取り」をしつつ
最終的な目的である、Windows 7/8でレガシーアプリを動作させ、業務を継続し
後ろ向きなIT投資を抑制する。
事ができているのも、このACTを知っているからと言っても過言ではありません。
［基礎解説］Windowsの互換性テクノロジの仕組み（前編）
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/wcompat01/wcompat01_01.html
1．互換性問題が生じるワケ
2．Windows 7との互換性を確保する「shim」
3．互換性テクノロジが効果を発揮する場面
［基礎解説］Windowsの互換性テクノロジの仕組み（後編）
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/tutor/wcompat02/wcompat02_01.html
1．Application Compatibility Toolkit（ACT）とは？
2．ACTで「互換性データベース」を作る
3．Windows互換性テクノロジの限界と活用
佐藤 芳樹さんのこの記事に何回助けてもらったことか。
ありがとうございます。
Windowsほど、アプリの互換性が高いプラットフォームは無いと思います。
OSのバージョンが上がる度、OSのサポートが切れる度に
各方面から、Microsoftは攻撃されますが、ここまで古いアプリケーションを
新しいOSで動作させているメーカーは他に無いと思います。
例としては、Windows 8 で VB6 アプリの実行は、基本的にサポートされています。
VB6アプリの実行をサポートするOSだけみても、
Windows 95 / 98 / Me
Windows NT4.0 / 2000 / XP / Vista / 7 / 8
Windows 2003 / 2008 / 2008R2 / 2012
とほとんどのWindows OSで実行がサポートされています。
※本当に動作するかは、別として。実際は、3rdパーティー製のOCXとかの問題は、ありますけどね。
ただし、伝え方があまり上手くなかったり、マーケティング的に新しいOS
新しいユーザー体験を得るための新しい開発環境を強烈にプッシュする必要があるのも
事実なので、あまり互換性に関して、表に出てこない事は、うなずけますが。。。
だからと言って、これまで使い続けていた、使い慣れたシステムを
メーカー都合で捨てるには、あまりにも「勿体無い」し「悔しい」ですよね。
そんなメーカー都合の中には、ちゃんと救済策が含まれているのです。
代表的なのが今回のACT、Shimです。
個人的には、ちゃんと用意されている物を駆使してから、互換性に関する文句は、言うようにしたいと思うのでした。
参考：
日本語：Application Compatibility Toolkit (ACT) Version 5.6 の概要
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc722367(v=ws.10).aspx
ACT5.6のダウンロードURL
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=7352
Shimの内容について
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc722305(v=ws.10).aspx