ThinApp 導入事例、第2弾 「アプリのライフサイクルに依存しない、"ユーザー主導のITライフサイクル"」
日本国内での ThinApp 導入事例、第2弾がVMware社から公開されました。(株式会社サッポログループマネジメント )
http://www.vmware.com/jp/company/customers/
PDFの直リンク
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/apac_jp_13Q1_cs_vmw_SAPPORO_Japanese.pdf?src=vmw_so_vex_tmits_456
このThinAppの導入事例は、本当に素晴らしく、
良い事例だと思います。
特に新しいOS環境(Windows 7等)に移行する際には
問題が多々あり、その悩みを乗り越えた良いケースですね。
かれこれ、8年に渡りアプリ仮想化に関わっていますが、今までハッキリと伝えられなかった
夢や目的がハッキリとした形で表に現れてきた気がします。
・このテクノロジーが産まれた背景は?
・アプリ仮想化に求められる事は何か?
・どんなメリットをもたらすのか?
・そもそも、なんでアプリ仮想化が必要なのか?
一番こころに響いたのは、この内容です。
「各アプリケーションのライフサイクルに
依存しない、ユーザー主導のITライフサイクルの実現。
VMware ThinAppによって、
当初の改修見積りのわずか10分の1で
Windows7のPCへリプレイスを実現することができました。
後ろ向きのIT投資から抜け出したいと考えていた私たちにとって、
VMware ThinAppはまさに“魔法のようなソリューション”です」
・ユーザー主導のITライフサイクル
ベンダーやメーカー都合による、ライフサイクルに左右される現状から
ITを利用するユーザー企業が主導するITライフサイクルへ。
・後ろ向きのIT投資
機能追加がない、単なるバージョンアップに掛かる費用を
後ろ向きなIT投資と呼び、投資に見合うメリットが見いだせない事。
アプリケーションのライフサイクルは、利用者や運用する企業自身が決める物です。
OS開発ベンダー、ハードウェアベンダーやアプリ開発ベンダーのライフサイクルに、
必ずしも歩調を合わせる必要は無いんじゃないかと。
ただし、保守が切れるとセキュリティのリスク等が高まるのは、避けられないので、
いつ、どのタイミングで、新しい環境に移行していくかは、絶えず考慮しないといけません。
今までは、OS、ハードウェア、ソフトウェアの3つセットで、一斉に同じタイミングで
切り替える必要がありました。
密接に絡み合っていた、密結合ですね。
これからは、きっと、ユーザー主導で、それぞれ良いタイミングで、切り替えられるように
なっていくと思います。
それぞれの、結合部分に仮想化レイヤーが入り、結合度合いが緩やかになる。
疎結合ですね。
「ITを利用・管理する企業がアプリのライフサイクルを決定する。」
仮想化等の技術により理想が現実になってきたのを肌で感じています。