2012年6月22日金曜日

Mac OSX で仮想化したOffice2003 (Excel,Word,PowerPoint) を動かしてみた。




Mac OSX で仮想化したOffice2003 (Excel, Word, PowerPoint) を動かしてみた。



Mac OSX で Win32 アプリを動作させる CrossOver 上で
VMware ThinApp で仮想化した Office 2003 (Excel Word PowerPoint)を動作させてみました。


以前、投稿した「Linux (Ubuntu)で仮想化したExcel2000 を動かしてみた。」
http://tunemicky.blogspot.jp/2012/03/linux-ubuntuexcel2000.html
の第二弾です。(異種格闘技 第2戦)

CrossOver は、Wine をベースに Mac OSX 用に販売されているソフトウェアです。
Mac OSX で Windows OSを動かすソフトとしては、VMware Fusion 等の
仮想マシンの実行環境がありますが、CrossOverは、Wine由来ということもあり、Win32kの互換レイヤーを提供し、その上でWin32アプリを直接実行します。
CrossOver では、Windows OS自体が不要です。

CrossOver はこちらから
http://www.netjapan.co.jp/r/product_mac/com_11/






【検証環境】
Mac OS X 10.6 Snow Leopard
CrossOver 11.0.3
仮想化したExcel2003 , Word2003 , PowerPoint2003 , Adobe Reader9

ThinApp 4.0.4
 (4.5.x/4.6.x/4.7.xでは起動しませんでした)



仮想化したOffice2003 アプリを起動する前、rpcss.exeを起動しておかないと
エラーがでます。
shellから、wine rpcss.exe

【検証項目】
起動するか。
日本語入力ができるか。
保存できるか。
です。
※重要
10分程度動かしただけなので
細かい機能までは、確認していません。
また、本気で利用できるまでのテストはしていませんので
あしからず。

【感想】
技術的に面白そうだったので、試してみました。
動くのと、使えるの間には、隔たりがあるので、
覚悟があれば使えなくもない。と
Microsoft OfficeはMac OSX版があるので、そちらを使ったほうが、いいとおもいますw


Mac OSX上でWindowsのアプリを動かすということで、
Win32Subsystem(Win32k)を完全に制御下に置く
CrossOverの凄さが、よくわかりました。

この技術はアプリケーション仮想化のある意味
究極的な世界なのかなと思った次第です。

VMwareさんがきっと、近い将来CrossOver的なものをリリースしてくれるんじゃないかなと
期待してたりします。
Project MacBlastとか(笑)

OSに依存せずに、アプリが色々な環境で動き出すと、もっと楽しくなりそうですね。