セットアップキャプチャの途中で表示される以下の画面。
Quality Assurance |
匿名情報を ThinApp チームに送信する機能です。
この情報により、アプリケーションの利用状況(どんなアプリが仮想化されているのか)また製品の品質向上に役立つものとなります。
送信する情報は
- OSのバージョン
- 仮想アプリの名前、バージョン、ベンダー
- ThinApp のパッケージ名
- 仮想アプリの合計起動時間
- 仮想アプリの起動回数
GUIで設定するのもよし、
Package.iniでも設定できます。
QualityReportingEnabled=1
1は有効、0は無効です。
みなさんご協力をお願いします。
ThinAppオフィシャルのユーザーガイドには以下のように書かれています。(thinapp 4.6.1 日本語ユーザーガイド)
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/support/VMware-thinapp461-user-guide_PG_JA.pdf
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/support/VMware-thinapp461-user-guide_PG_JA.pdf
QualityReportingEnabled パラメータは、ThinApp アプリケーションのサポートを
改善する目的で、VMware がパッケージで匿名データを収集するかどうかを
指定します。VMware は、アプリケーションの
バージョンやエラー数などのアプリケーション情報を収集します。
キャプチャ プロセスの実行中に匿名データの収集に同意すると
QualityReportingEnabled パラメータにより
10 日ごとにデータがアップロードされます。
例ThinApp のデータ収集を行わないように QualityReportingEnabled パラメータを変更できます。
[BuildOptions]
QualityReportingEnabled=0
実際にどのような動作になっているのか、簡単に調べて見ました。
ThinApp 4.6.2で調査
有効にすると、パッケージに2つのファイルが追加(組込)されます。
%ProgramFilesDir%\ThinstallPlugins\
QualityAgent.exe
QualityAgentPlugIn.dll
仮想アプリ起動時にQualityAgent.exeが起動します。
QualityAgent.exeの起動パラメータは以下のようになっていました。
"C:\Program Files\ThinstallPlugins\QualityAgent.exe" -Report "パッケージ名" "仮想アプリのパス"
情報を収集した後に、以下のURLに情報を送信しているようです。
https://thinapp-qr.vmware.com/ReportUpload.php
なお、送信する情報自体の設定値は
仮想レジストリの以下のキーに保存されています。
HKEY_CURRENT_USER\Software\VMware, Inc.\VMware ThinApp\QualityReporting\
「パッケージ名」-「プロセス名」
「10日ごとに送信する」設定は多分以下のレジストリ値を見ているはずです。
HKEY_CURRENT_USER\Software\VMware, Inc.\VMware ThinApp\QualityReporting\「パッケージ名」
NextReportingDueInSeconds
DWORDで864000(10進)
864000=10d x 24h x 60min x 60sec
HKEY_CURRENT_USER\Software\VMware, Inc.\VMware ThinApp\QualityReporting\「パッケージ名」
NextReportingDueInSeconds
DWORDで864000(10進)
864000=10d x 24h x 60min x 60sec
という訳で、あまり怪しい情報を送信してはいないので、ご安心ください(笑)